玄関の床工事当初 上り框で予定していました。
施主様が 良い地松の板を何枚か出してくださったので、これを使わない手は無いでしょう。
玄関を 2枚の板で張り込むことにしました。
でも玄関に使えそうなのは1枚

長さもいっぱい 曲がっているので直すと 幅もいっぱい 玄関のサイズは変更できないし
あっちこっちスケールを当てて 1時間思案
結局 土間部分を3センチ広げて収めることにしました。
カットの墨付け

カット
自分で用意した材なら 万が一失敗しても新たに出来ますが 施主様に出していただいた材は代えはありません。カット前に最終チェック3回
長さ1,125ミリに 切っちゃった・・・ もう戻れません

次は ひずみの調整
写真でわかるようにひずみがあります
1メートルの長さ 幅60センチで 8ミリ

平面を出すために削ります。
製材機でノコを入れればよさそうですが、不思議なもので6センチほどの厚さの板を鋸で挽くと 後からまたねじれてきます。
僕だけが感じるかと思っていたら 先輩の大工さん「材にノコ入れたらまた同じようにねじれが出る。削るのみじゃ。」て言われました。この方は全ての材のねじれを削って直すそうです
経験家には木工フライス盤が無いので 電気カンナで 削りまくりです。

調整しながら 少しずつ横削り
親指の付け根に豆が出来かけたころ 荒削り出来ました。

2枚目も同様に ですが、さすがに今回は右手に手袋

2枚目 荒削り終了 少しひびがありますが問題ないでしょう。肥部分は木目がきついですが浮いた良い木です
削ってみてわかる 地松の良材です。たぶんもう暴れる事はないと思います。

次は 中仕上げ
電気カンナのムラを取るために 小幅のかんなが重宝します。
使用は 横山鍛冶 寸四青紙「歓心」
まっことよく切れます。と言うか長切れがするんです。

でも むせ返るテントの中での作業 汗を飛び散らせながら(材に付いた汗は拭く)黙々と削る

今日は 19時から基礎屋さんと打ち合わせのため 18時ここで終了(体力も限界でした)
明日は 2枚を合体して玄関にセットまで行きたいなあ・・・
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