2013年07月23日

木の家 T邸 玄関上框?

玄関の床工事

当初 上り框で予定していました。

施主様が 良い地松の板を何枚か出してくださったので、これを使わない手は無いでしょう。

玄関を 2枚の板で張り込むことにしました。

でも玄関に使えそうなのは1枚

DSC_0162.jpg

長さもいっぱい 曲がっているので直すと 幅もいっぱい 玄関のサイズは変更できないし

あっちこっちスケールを当てて 1時間思案

結局 土間部分を3センチ広げて収めることにしました。



カットの墨付け

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カット

自分で用意した材なら 万が一失敗しても新たに出来ますが 施主様に出していただいた材は代えはありません。カット前に最終チェック3回

長さ1,125ミリに 切っちゃった・・・ もう戻れません

DSC_0166.jpg

次は ひずみの調整

写真でわかるようにひずみがあります
1メートルの長さ 幅60センチで 8ミリ

DSC_0169.jpg


平面を出すために削ります。

製材機でノコを入れればよさそうですが、不思議なもので6センチほどの厚さの板を鋸で挽くと 後からまたねじれてきます。

僕だけが感じるかと思っていたら 先輩の大工さん「材にノコ入れたらまた同じようにねじれが出る。削るのみじゃ。」て言われました。この方は全ての材のねじれを削って直すそうです 経験

家には木工フライス盤が無いので 電気カンナで 削りまくりです。

DSC_0175.jpg

調整しながら 少しずつ横削り

親指の付け根に豆が出来かけたころ 荒削り出来ました。

DSC_0173.jpg


2枚目も同様に  ですが、さすがに今回は右手に手袋

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2枚目 荒削り終了 少しひびがありますが問題ないでしょう。肥部分は木目がきついですが浮いた良い木です 

削ってみてわかる 地松の良材です。たぶんもう暴れる事はないと思います。

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次は 中仕上げ

電気カンナのムラを取るために 小幅のかんなが重宝します。

使用は 横山鍛冶 寸四青紙「歓心」

まっことよく切れます。と言うか長切れがするんです。

DSC_0178.jpg

でも むせ返るテントの中での作業 汗を飛び散らせながら(材に付いた汗は拭く)黙々と削る

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今日は 19時から基礎屋さんと打ち合わせのため 18時ここで終了(体力も限界でした)

明日は 2枚を合体して玄関にセットまで行きたいなあ・・・


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posted by kyobokunomori at 22:43| Comment(0) | 現場
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